アルバイトから正社員へ

近年、若者の就職難は回復傾向にあるとはいえ、未だに就職できない人々が多くいます。そういった状況の中、アルバイトとして働いている職場に、そのまま正社員として雇用してもらえたら、非常にラッキーなことだと思いませんか? 今回は、正社員に登用したいと思わせるような働き方について、考えていきたいと思います。

もちろん仕事ができなければ、正社員として雇ってもらえることはありません。しっかりと一つ一つの仕事から、自分が他のアルバイトより優れていることをアピールしましょう。ここでいう能力面とは、単に仕事ができるということだけではありません。分からないことはすぐに上司に質問し、一回で身につける吸収力なども含まれます。上司から教わったことは、自由時間にでもきちんと整理し、自分のものにしていきましょう。

仕事ができるだけでは、正社員への登用は望めません。人間的にも、

「こいつと仕事がしたい」

と思ってもらうために、誠実で真面目な印象を持ってもらうよう心がけましょう。まず、社会人としての規則を守るのは大前提です。時間は守る、何かあればすぐ連絡するなど、当たり前のことを当たり前のようにできなければいけません。その上で、職場の人と良好な人間関係を築き、人の話を素直に聞けるようになれば、正社員へグッと近づくと思います。

慣れてくると簡単に作業をこなせるようになると思いますが、そこで満足してはいけません。ただ仕事をこなすだけでなく、どうやったらより効率的になるかを考えて、上司に相談してみるなど、

常に向上心を持っている姿勢をアピールすること

が重要です。自分の仕事だけでなく、職場全体に視野を広げて、問題点に対する改善案を積極的に提案していけば、より高い評価を受けられると思います。仕事に対する熱意を体現しましょう。

ここまで、アルバイトから正社員になるための働き方について、考えてきました。まず、正社員を目指す場合、前もって、その職場が正社員登用の実績があるか調べましょう。正社員とアルバイトの採用を完全に切り離しているところもあるので、注意が必要です。それを確認したら、あとは自分の力で正社員の座を掴みましょう。正社員になるまでには、年単位の時間を要することが大半です。不安になる気持ちも分かりますが、焦らずに毎回の勤務でコツコツと地道に自分をアピールしていきましょう。それが一番の近道だと思います。